第9回HT研究会は、東北大学大学院医学系研究科 神経・感覚器病態学講座 眼科学分野、東北大学COI-NEXT「Vision to Connect」拠点 プロジェクトリーダー、中澤 徹 教授 による『「みえる」から始まる、社会の行動変容を促す仕組み開発』です。
まずはCOI-NEXT「Vision to Connect」拠点について紹介いたします。(サイトより引用)
コンセプト
「みえる」(=視覚)は、私たちの暮らしに深く関わるとともに、生き方や人生を左右する大事な機能です。本プロジェクトは「みえる」を起点に、社会の課題を解決することを目標にしています。
誰もが人生のどのステージでも、共に暮らし、働き、遊べることで、主体的に生き生きと暮らせる、新しい未来を目指します。
概要
本プロジェクトは、「誰もが共に暮らし、働き、遊べる社会」を実現するために、市民、大学、企業、自治体など多様な参加者を迎えて、「みえる」を通じて、“何をどのように変えたいのか”をテーマに徹底的な議論を行い策定されました。ありたい未来像の実現に向けて、戦略の継続的な見直しと全体進捗管理の徹底に努め、プロジェクトを推進しています。
「みえる」からはじまるエンパワーメントを独自の戦略として、学際的なアプローチでグローバルな社会課題を解決します。また、社会の変革を促進するために、「情報格差ゼロ社会の設計」「『みらいをなおすヘルスケア』の確立」「自己実現とコミュニケーション変革」の各ターゲットに向けた研究開発課題に取り組んでいます。誰もが外の世界・社会からの情報をもれなく取得し、最適な形で活用することを可能にし、人とのつながりと自己実現を達成させることで、多様性に満ちたイキイキと自由に暮らせる社会を創造します。
拠点が目指す未来像
VISION to CONNECTに込めた思いは、「みえる」からつながる社会の創生です。日本発の「みえる」を起点としたウェルビーイングな社会の在り方を世界に発信し、次世代の子供たちに誇れる、誰もが主体的に生き生きと暮らせる社会を創りあげていきます。(引用以上)
第9回ヘルステック研究会『「みえる」から始まる、社会の行動変容を促す仕組み開発』」
東北大学では、JSTのプログラム「COI-NEXT」において、「Vision to Connect」拠点を設立しました。「誰もが人生のどのステージでも、共に暮らし、働き、遊べることで、主体的に生き生きと暮らせる社会」を目指す未来像とします。
「みえる」を起点としたエンパワーメントを特徴とし、(1)情報格差ゼロ社会の設計を通じて、インクルーシブ・ユニバーサルな社会をつくり、(2)疾患、フレイルを未然に防ぎ、後悔する人がいなくなる仕組み、および(3)エビデンスに基づいた効果的な動機付けを通じて、主体的な行動変容の仕組みを社会に実装するプロジェクトに取り組んでいます。本講演では、活動の一端を紹介します。